浄水型ウォーターサーバー2つのタイプを徹底比較
CONTENTS
水道直結型のメリット・デメリット
水道直結型の特徴とメリット
水道直結型ウォーターサーバーは、家庭の水道管に専用の分岐器具を取り付けて、サーバーに水を自動供給するシステムです。 この方式の最大の魅力は、一度設置してしまえば水の補充作業が完全に不要になるという点にあります。
水を使えば使うほど自動的に給水されるため、タンクの水位を気にする必要がありません。 朝起きたらタンクが空になっていた、料理の途中で水が足りなくなった、といった心配とは無縁の生活が送れます。 特に大家族や水の使用量が多い家庭では、この自動給水システムの便利さを強く実感できるでしょう。
補充作業がないということは、時間の節約にもつながります。 1日に2回、3回と水を補充する手間がなくなれば、1週間で10分、1ヶ月で40分以上の時間を節約できる計算になります。 忙しい毎日を送る現代人にとって、このわずかな時間でも貴重な自由時間として活用できます。
水道水が常に供給されるため、水の鮮度が保たれやすいというメリットもあります。 補充型のようにタンク内の水が長時間停滞することが少なく、常に新鮮な水が循環する仕組みになっています。 衛生面を重視する方や、小さなお子さんがいる家庭では安心感が高まるでしょう。
工事が必要という点を不安に感じる方もいるかもしれませんが、実際の工事は30分から1時間程度で完了する簡単なものです。 水道の蛇口部分に分岐金具を取り付け、そこからサーバーまで専用のチューブで接続するだけで済みます。 壁に穴を開けたり、床下の配管をいじったりするような大掛かりな工事ではありません。
多くのメーカーでは、工事費込みのレンタルプランを用意しており、初期費用を抑えられる場合もあります。 キャンペーン期間中なら工事費無料としているメーカーも多いため、タイミングを見計らって契約すればさらにお得です。
水道直結型のデメリットと注意点
水道直結型にも、いくつかの制約やデメリットが存在します。 まず大きな問題となるのが、設置場所の制限です。
水道管との接続が必要なため、設置場所は必然的にキッチン周辺に限定されます。 リビングや寝室など、水道から離れた場所に設置したいと考えている場合、長い配管を這わせる必要があり、見た目が悪くなったり工事費が高くなったりします。 一般的には、水道から2メートル以内の範囲に設置するのが現実的でしょう。
賃貸住宅では設置できない可能性もあります。 水道管に分岐器具を取り付ける作業は、設備への改造とみなされることがあり、大家さんや管理会社の許可が必要になります。 許可が得られない場合は、水道直結型を諦めて補充型を選ぶしかありません。
また、初期費用が高くなる傾向にあります。 工事費として10,000円から20,000円程度が必要になるケースが多く、キャンペーン以外のタイミングで契約すると初期負担が重くなります。 補充型なら工事不要で2,000円から3,000円程度の初期費用で済むため、この差は無視できません。
引っ越しの際の移設費用も考慮が必要です。 水道管から取り外し、新居で再度取り付ける作業が発生するため、10,000円前後の移設費用がかかることがあります。 転勤が多い方や、数年以内に引っ越しを予定している方には、あまり向いていないかもしれません。
断水時や水道トラブル時には使用できなくなるのも弱点です。 水道管の工事や故障で断水が発生すれば、ウォーターサーバーも自動的に使えなくなってしまいます。 タンク内に残っている水は使えますが、その量は限られており、長期的な対応は難しいでしょう。
配管の定期的なメンテナンスも忘れてはいけません。 水道管からサーバーまでのチューブ内に水垢やカビが発生する可能性があり、年に1回程度の点検や清掃が推奨されています。 メーカーによっては、定期メンテナンスを有料オプションとして提供しているケースもあります。
補充型(タンク式)のメリット・デメリット
補充型の特徴とメリット
補充型ウォーターサーバーは、サーバー上部や内部にある給水タンクに、水道水を手動で注ぐタイプです。 水道直結型と比べてシンプルな構造ですが、その分だけ使いやすさと自由度の高さが魅力となっています。
最大のメリットは、工事が一切不要という点です。 届いたその日にコンセントを差し込めば、すぐに使い始められます。 大家さんや管理会社の許可を取る必要もなく、賃貸住宅でも気軽に導入できるのは大きな利点でしょう。
設置場所の自由度が高いのも見逃せないポイントです。 コンセントさえあれば、リビング、ダイニング、寝室、書斎など、どこにでも設置できます。 家族が集まるリビングに置けば、みんなが使いやすく便利ですし、寝室に置けば夜中の水分補給も楽になります。
模様替えや引っ越しの際も、簡単に移動できるというメリットがあります。 水道管との接続がないため、コンセントを抜いてサーバーを持ち上げるだけで、別の場所に移動できます。 引っ越し時も、移設工事費などはかからず、新居に持っていってコンセントに差し込めばすぐに使えます。
初期費用が安いのも魅力的です。 工事費が不要なため、初期費用は事務手数料程度の2,000円から3,000円で済みます。 キャンペーンを利用すれば、初期費用無料で始められるケースも多く、気軽に試せます。
給水タンクは取り外して洗える構造になっており、衛生管理がしやすいのもメリットです。 3日に1回程度、スポンジと中性洗剤で洗えば、いつも清潔な状態を保てます。 タンクの中が見えるため、汚れ具合も一目でわかり、安心して使い続けられます。
補充作業についても、実はそれほど負担ではありません。 給水タンクの容量は5リットルから8リットル程度で、重量にすると5キログラムから8キログラムです。 宅配型の12キログラムボトルと比べれば、はるかに軽く、女性や高齢者でも無理なく持てる重さと言えるでしょう。
補充型のデメリットと注意点
補充型にも、いくつかの不便さやデメリットが存在します。 最も大きな問題は、やはり定期的な補充作業が必要という点でしょう。
使用量にもよりますが、1日に1回から3回程度の水道水の補充が必要になります。 4人家族で料理にも使う場合は、1日3回以上補充することも珍しくありません。 この作業を面倒に感じる方にとっては、大きなストレスになる可能性があります。
特に、水道から離れた場所に設置すると、補充の手間が増えます。 リビングに設置して、キッチンまで水を汲みに行くという往復が、1日に何度も発生するのです。 やかんやペットボトルで水を運ぶ作業が億劫に感じられるかもしれません。
補充を忘れてしまうと、タンクが空になって水が使えなくなるというリスクもあります。 朝起きたらタンクが空だった、料理の途中で水が切れた、といったトラブルが起こり得ます。 家族が多い家庭や、水の使用量が読めない場合は、特に注意が必要でしょう。
タンク内の水の衛生管理も重要な課題です。 給水タンクに水を入れてから長時間放置すると、雑菌が繁殖したり、カビが発生したりする可能性があります。 特に夏場は、タンク内の水温が上がりやすく、細菌の増殖スピードも速くなります。
そのため、3日に1回程度の洗浄が推奨されていますが、これを面倒に感じる方もいるでしょう。 洗浄を怠ると、水の味が悪くなったり、カビ臭がしたりすることがあります。 清潔好きな方や、衛生面を重視する方にとっては、このメンテナンス作業が負担になるかもしれません。
また、タンクの容量が限られているため、急な来客時や大量に水を使いたい時に不便を感じることがあります。 パーティーで大勢の人が集まった時や、大量の料理を作る時など、タンクの水がすぐになくなってしまうのです。 そのたびに補充作業が発生し、バタバタしてしまうかもしれません。
災害時の対応力も水道直結型と同様に低いです。 断水が発生すれば、タンクに水道水を補充できなくなり、タンク内の残量を使い切ったら終わりです。 別途、ペットボトルの備蓄水を用意しておく必要があるでしょう。
出典: 厚生労働省「飲料水の衛生について」URL: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/topics/bukyoku/kenkou/suido/index.html
どちらのタイプが自分に合う?選択基準
水道直結型と補充型、どちらを選ぶべきか迷っている方のために、具体的な選択基準をご紹介します。 ご自身の生活スタイルや住環境、優先順位に照らし合わせて、最適なタイプを見極めましょう。
水道直結型が向いている人は、以下のような条件に当てはまる方です。
まず、補充作業を完全になくしたいという方には水道直結型が最適です。 1日に何度も水を補充する手間が煩わしく感じるなら、自動給水システムの便利さを大いに享受できるでしょう。 特に、仕事や家事で忙しく、少しでも手間を減らしたいと考えている方におすすめです。
大家族や水の使用量が多い家庭も水道直結型向きです。 4人以上の家族で、飲料水だけでなく料理や炊飯にもたっぷり使いたい場合、補充型では1日に5回、6回と補充作業が発生してしまいます。 水道直結型なら、どれだけ使っても自動で供給されるため、水の量を気にせず使えます。
キッチン周辺に設置できるスペースがあることも重要な条件です。 水道から2メートル以内に設置場所を確保できるなら、工事も簡単で費用も抑えられます。 キッチンカウンターの近くや、冷蔵庫の横などにスペースがあれば理想的でしょう。
持ち家に住んでいる方や、賃貸でも大家さんの許可が得られる方なら、工事の心配もありません。 転勤が少なく、同じ場所に長く住む予定があるなら、初期費用を払っても長期的には元が取れます。
一方、補充型が向いている人は、以下のような条件の方です。
賃貸住宅に住んでいて工事ができない方は、補充型一択になるでしょう。 大家さんの許可が得られない場合や、そもそも許可を取る手続きが面倒な場合、工事不要の補充型が安心です。
設置場所を自由に選びたいという方にも補充型がおすすめです。 リビングのソファの近く、ダイニングテーブルの横、寝室のベッドサイドなど、水道から離れた場所に設置したいなら補充型しかありません。 模様替えの頻度が高い方や、季節によって設置場所を変えたい方にも向いています。
初期費用を抑えたい方や、まずはお試しで使ってみたい方も補充型から始めるのが賢明です。 工事費がかからないため、気軽に導入でき、合わなければ解約する際の損失も小さくて済みます。
一人暮らしや少人数世帯で、水の使用量がそれほど多くない場合も補充型で十分でしょう。 1日1回から2回の補充で済むなら、それほど負担に感じないはずです。
近い将来に引っ越しの予定がある方も補充型がおすすめです。 転勤族の方や、数年以内にマイホームを購入する予定がある方は、移設費用のかからない補充型の方が経済的です。
実際の使い勝手という点では、どちらも一長一短があります。 利便性を最優先するなら水道直結型、柔軟性と手軽さを重視するなら補充型という選択になるでしょう。
迷った場合は、無料お試しサービスを利用して、両方のタイプを実際に使ってみることをおすすめします。 多くのメーカーでは、1週間から2週間程度の無料レンタル期間を設けており、実際の使い勝手を体験できます。 頭で考えるよりも、実際に使ってみた方が、自分に合うタイプがはっきりとわかるはずです。
浄水型ウォーターサーバーのメリット
定額制で水が使い放題|コスパの良さ
浄水型ウォーターサーバーの最大のメリットは、月額定額制で水が使い放題というコストパフォーマンスの高さです。 一般的な月額料金は3,000円から4,000円程度で、この金額にフィルター代やメンテナンス費用が含まれています。
宅配型のように使った分だけ費用がかさむことがないため、水の使用量を気にせずたっぷり使えます。 飲料水としてだけでなく、料理や炊飯、お茶やコーヒー、さらには野菜を洗う水としても、遠慮なく使えるのは大きな魅力です。
特に大家族や、料理をよくする家庭では、この使い放題のメリットを強く実感できるでしょう。 月に100リットル、200リットルと使っても料金は変わらないため、家計の見通しが立てやすくなります。
水道水を使用するため、水代は水道料金のみとなります。 東京都水道局のデータによれば、水道水1リットルあたりの単価は約0.24円です。 月に100リットル使用しても水道代はわずか24円程度で、気兼ねなく大量に使えます。
宅配型と比較すると、コスト差は歴然です。 宅配型で月48リットル使用する場合、水代だけで約8,000円かかりますが、浄水型なら約3,500円で済みます。 年間では54,000円の差が生まれ、これは家族旅行や趣味、貯蓄に回せる金額です。
出典: 東京都水道局「水道料金・下水道料金の計算方法」URL: https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/tetsuduki/ryokin/keisan_23.html
ボトル交換・受け取り不要で手間いらず
宅配型ウォーターサーバーでは避けられない重いボトルの交換作業が、浄水型では一切不要です。 12キログラムもあるボトルを持ち上げてサーバーにセットする作業は、女性や高齢者にとって大きな負担となります。
水道直結型なら自動で給水されますし、補充型でも水道水をタンクに注ぐだけで済みます。 補充型のタンク容量は5リットルから8リットル程度で、宅配型のボトルよりはるかに軽く、誰でも楽に扱えます。
ボトルの配送を受け取る手間もなくなります。 宅配型では、配送日時に在宅する必要があったり、不在時は再配達を依頼したりする煩わしさがあります。 共働き世帯や日中留守がちな家庭では、この受け取りが意外とストレスになるものです。
浄水型なら、定期的に届くのはフィルター交換用のカートリッジだけで、郵便受けに投函されることが多いため、受け取りの手間はほぼゼロです。 忙しい現代人にとって、この時間と手間の節約は非常に価値があるでしょう。
ボトルのゴミが出ず環境に優しい
環境問題への関心が高まる中、プラスチックゴミを減らせるというメリットも見逃せません。 宅配型ウォーターサーバーでは、使い捨てボトルの場合、月に4本、6本とプラスチックボトルのゴミが発生します。
これらのボトルは、つぶして処分する手間もかかりますし、ゴミ袋もすぐにいっぱいになってしまいます。 リターナブルボトル(回収型)を採用しているメーカーでも、回収日まで空ボトルを保管しておく必要があり、場所を取ります。
浄水型ウォーターサーバーは完全にボトルレスで、プラスチックゴミがゼロです。 フィルターカートリッジの交換時に少量のゴミが出る程度で、環境負荷を大幅に削減できます。
SDGsやエコ活動に関心がある方、子どもたちに環境意識を教えたい方にとって、この環境への優しさは大きな魅力となるでしょう。 毎日使う水だからこそ、地球に優しい選択をしたいものです。
冷水・温水がすぐに使える便利さ
浄水型も宅配型と同様に、冷水と温水がいつでもすぐに使えるという基本的な利便性を備えています。 冷水は約5度から10度に冷却されており、暑い夏でもキンキンに冷えた水がすぐに飲めます。
温水は約80度から90度に保温されているため、お茶やコーヒーを淹れる際にやかんでお湯を沸かす手間が省けます。 カップラーメンやインスタントスープを作る時も、すぐにお湯が使えて便利です。
特に赤ちゃんのミルク作りでは、この温水機能が大活躍します。 夜中の授乳時でも、すぐに70度以上のお湯が用意でき、冷水と混ぜて適温に調整できます。 眠い中でやかんを火にかける必要がないため、育児の負担を軽減できるでしょう。
機種によっては、4段階の温度設定や再加熱機能を搭載しているものもあります。 常温水、冷水、温水、熱湯と使い分けられれば、用途に応じて最適な温度の水が使えます。
朝の白湯作りや、料理でだし汁を作る時など、さまざまなシーンで温水機能の便利さを実感できるはずです。
有害物質を除去した安全な水が飲める
水道水には、法律で定められた厳しい水質基準をクリアした安全な水ですが、それでも残留塩素や塩素消毒によるカルキ臭が気になる方は多いでしょう。 浄水型ウォーターサーバーの高性能フィルターは、これらの不純物をしっかりと除去してくれます。
現在の主流フィルターは、20種類以上の有害物質を除去する性能を持っています。 残留塩素、トリハロメタン、カビ臭(2-MIB)、溶解性鉛、農薬成分など、健康に影響を与える可能性のある物質を取り除きます。
近年問題となっている**PFAS(有機フッ素化合物)**についても、対応フィルターを搭載した機種が増えてきています。 PFASは「永遠の化学物質」とも呼ばれ、体内に蓄積しやすく健康リスクが懸念されています。
厚生労働省は2024年4月に水道水質基準を改正し、PFASの暫定目標値を設定しました。 高性能フィルターを搭載した浄水型ウォーターサーバーなら、このPFASも除去でき、より安全な水を家族に提供できます。
水道水をそのまま飲むことに抵抗がある方でも、浄水型なら安心して飲めるでしょう。 特に小さなお子さんがいる家庭では、この安全性の高さが大きな安心材料となります。
出典: 厚生労働省「水質基準について」URL: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/topics/bukyoku/kenkou/suido/kijun/index.html
浄水型ウォーターサーバーのデメリット
天然水と比べると味は劣る
正直に申し上げて、浄水型の水は天然水の味には及びません。 これは浄水型を検討する上で、最も重要なデメリットと言えるでしょう。
宅配型の天然水は、自然由来のミネラル分が豊富に含まれており、まろやかで深みのある味わいが楽しめます。 富士山の天然水、南アルプスの天然水など、採水地によって異なるミネラルバランスが、それぞれ独特の風味を生み出しています。
一方、浄水型の水は、浄水器で浄化した水道水というレベルです。 カルキ臭や塩素臭は除去されていますが、天然水のような自然な甘みやまろやかさは感じにくいでしょう。
ただし、「まずい」というわけではありません。 普段から水道水を飲んでいる方や、ペットボトルの水を買っている方にとっては、十分においしいレベルです。 実際、浄水型を使っているユーザーからは「普通においしい」「水道水よりはるかにおいしい」という声が多く聞かれます。
水の味は地域差も大きく影響します。 水道水の質が良い地域では、浄水型でも満足度の高い水が得られますが、水道水の質が低い地域では、浄水型でも味に不満を感じる可能性があります。
水の味にこだわりがある方や、毎日おいしい天然水を楽しみたい方には、宅配型をおすすめします。 一方、味よりもコストパフォーマンスを重視する方、水道水レベルの味で満足できる方には、浄水型が適しているでしょう。
フィルター交換の手間とコスト
浄水型ウォーターサーバーは、定期的なフィルター交換が必須です。 交換時期は機種によって異なりますが、半年から1年に1回が一般的な目安となります。
フィルター代は月額料金に含まれているケースが多いため、追加コストがかかることは少ないです。 ただし、交換作業そのものは利用者自身でおこなう必要があり、これを手間と感じる方もいるでしょう。
交換方法は機種によって異なりますが、多くは差し込み式やねじ込み式で、10分から20分程度で完了する簡単なものです。 取扱説明書や動画マニュアルを見ながら作業すれば、初めての方でも問題なくできます。
フィルター交換を怠ると、浄水効果が低下し、水の味や安全性に影響を及ぼします。 目詰まりを起こしたフィルターでは、有害物質を十分に除去できなくなり、せっかくの浄水機能が台無しになってしまいます。
多くの機種では、フィルター交換時期をランプやアラームで知らせてくれる機能が搭載されています。 この通知機能があれば、交換忘れを防げて安心です。
メーカーによっては、交換時期が近づくと自動的にカートリッジを発送してくれるサービスもあります。 このような自動配送システムがあれば、うっかり交換を忘れることもなく、常に最適な状態で使い続けられます。
災害時の備蓄水にならない
浄水型ウォーターサーバーの最大のデメリットと言えるのが、災害時に使えないという点です。 地震や台風などで断水が発生すれば、水道直結型は当然として、補充型も水道水を補充できなくなります。
タンク内に残っている水は使えますが、その量は限られており、長期的な備えとしては不十分です。 冷水タンクと温水タンクを合わせても、3リットルから5リットル程度しか貯蔵されていません。
停電時も同様に問題があります。 電源が切れると、浄水機能や冷水・温水機能が動かなくなり、ウォーターサーバーとしての役割を果たせなくなります。 一部の機種では非常用電源ユニットが別売されていますが、すべての機種で利用できるわけではありません。
一方、宅配型ウォーターサーバーは、ボトルが常にストックされているため、災害時の備蓄水として活用できます。 12リットルボトルが3本あれば、4人家族で約1週間分の飲料水を確保できる計算になります。
災害対策を重視する場合は、浄水型を選ぶなら別途ペットボトルの備蓄水を用意しておくことが必須です。 消防庁は、1人あたり1日3リットル、最低3日分(できれば1週間分)の飲料水の備蓄を推奨しています。
ポータブル浄水器や非常用給水バッグを用意しておくのも有効な対策です。 これらがあれば、災害時の生活用水確保に役立ち、浄水型ウォーターサーバーが使用できない状況を補完できます。
出典: 総務省消防庁「災害に対するご家庭での備え〜これだけは準備しておこう!〜」URL: https://www.fdma.go.jp/relocation/bousai_manual/
初期費用がかかる場合がある
浄水型ウォーターサーバーは、導入時に2,000円から3,000円程度の初期費用がかかることがあります。 事務手数料や設置費用といった名目で請求されることが多く、メーカーによって金額は異なります。
水道直結型の場合は、さらに工事費として10,000円から20,000円が必要になるケースもあります。 配管の距離や設置場所の条件によって、工事費が高くなることもあるため、事前の確認が重要です。
ただし、キャンペーン期間中なら初期費用無料としているメーカーも多くあります。 新規契約キャンペーンや季節限定キャンペーンなどを活用すれば、初期負担を大幅に抑えられます。
長期的に使う前提であれば、初期費用は月額料金の安さで十分に回収できます。 たとえば初期費用が20,000円かかっても、宅配型と比べて月4,500円安ければ、5ヶ月で元が取れる計算になります。
とはいえ、お試しで使ってみたい方や、短期間での解約を考えている方にとっては、この初期費用がハードルになるかもしれません。 無料お試しサービスを提供しているメーカーもあるため、まずは試してから正式契約を検討するのも賢い選択です。
停電時は使用できない可能性がある
浄水型ウォーターサーバーは電源を必要とするため、停電時には基本的に使用できなくなります。 電源が切れると、浄水機能、冷水機能、温水機能がすべて停止してしまいます。
タンク内に残っている常温水は使える可能性がありますが、その量は限られており、長期的な対応は難しいでしょう。 特に夏場は、冷水機能が使えないと、ぬるい水を飲むことになってしまいます。
一部のメーカーでは、非常用電源ユニットを別売オプションとして提供しています。 これがあれば、停電時でも温水機能を使ってお湯を沸かすことができます。 ただし、すべての機種に対応しているわけではないため、購入前に確認が必要です。
宅配型ウォーターサーバーも同様に停電時は温水・冷水機能が使えなくなりますが、常温水なら問題なく使えます。 災害対策を重視するなら、停電時の対応力についても考慮して選ぶ必要があるでしょう。
失敗しない浄水型ウォーターサーバーの選び方
フィルター性能で選ぶ|除去できる物質の種類
浄水型ウォーターサーバーを選ぶ際、最も重要なのがフィルターの性能です。 どれだけ多くの有害物質を除去できるかが、水の安全性と味を左右します。
一般的な高性能フィルターは、20種類以上の物質を除去できるものが主流です。 残留塩素、トリハロメタン、カビ臭(2-MIB)、溶解性鉛、農薬成分などが基本的な除去対象となります。
近年特に注目されているのが、PFAS(有機フッ素化合物)の除去性能です。 PFASは「永遠の化学物質」とも呼ばれ、体内に蓄積しやすく、健康リスクが懸念されています。 2024年の調査では、全国の水道水の約40パーセントからPFASが検出されたという報告もあります。
PFAS除去に対応したフィルターを搭載している機種を選べば、より安全な水を家族に提供できます。 特に小さなお子さんがいる家庭や、妊娠中の方がいる家庭では、PFAS対応フィルターを優先的に検討すべきでしょう。
フィルターのろ過方式も確認ポイントです。 活性炭フィルターと中空糸膜フィルターを組み合わせた2段階ろ過方式が一般的ですが、機種によっては3段階、4段階のろ過システムを採用しています。 段階が多いほど、より細かい不純物まで除去できる傾向にあります。
メーカーの公式サイトやカタログには、除去物質のリストが記載されています。 契約前に必ず確認し、自分が重視する物質がしっかり除去できるかチェックしましょう。
月額料金とランニングコストで選ぶ
月額料金は、浄水型ウォーターサーバーを選ぶ際の重要な判断基準です。 一般的な相場は3,000円から4,000円程度ですが、メーカーや機種によって差があります。
月額料金に何が含まれているかを確認することが大切です。 多くのメーカーでは、フィルター代、メンテナンス費用が月額料金に含まれていますが、中には別途請求されるケースもあります。
電気代も忘れてはいけないランニングコストです。 通常使用で月500円から1,000円程度かかりますが、エコモード搭載機種なら月300円から500円程度に抑えられます。 年間で考えると、3,600円から12,000円の差が生まれるため、長期的にはエコモード機能の有無が重要になります。
契約期間と解約金も事前に確認しておきましょう。 一般的に2年から3年の最低利用期間が設定されており、期間内に解約すると10,000円から20,000円程度の違約金が発生します。 短期間で解約する可能性がある場合は、契約期間の短いメーカーや、違約金のないプランを選ぶべきです。
月額料金だけでなく、初期費用や工事費も含めたトータルコストで比較することが重要です。 初年度の総額、3年間の総額を計算して、どのメーカーが最もお得かを見極めましょう。
サイズとデザインで選ぶ|設置場所に合わせる
ウォーターサーバーは毎日使う家電であり、リビングやキッチンなど目につく場所に設置するため、サイズとデザインも重要な選択基準です。
まず、設置スペースの寸法を正確に測りましょう。 サーバーの幅、奥行き、高さだけでなく、放熱のための背面スペースも必要です。 一般的には、背面に10センチメートル程度の余裕を確保することが推奨されています。
床置きタイプと卓上タイプがあり、それぞれメリットとデメリットがあります。 床置きタイプは容量が大きく、大家族や使用量の多い家庭に向いていますが、設置面積が必要です。 卓上タイプはコンパクトで省スペースですが、設置する台やカウンターが必要になります。
デザインも多様化しており、インテリアに馴染むおしゃれな機種が増えています。 シンプルなホワイト、スタイリッシュなブラック、温かみのあるウッド調など、カラーバリエーションも豊富です。 北欧風、モダン、ナチュラルなど、ご自宅のインテリアスタイルに合わせて選べます。
操作パネルの位置やデザインも使い勝手に影響します。 上部にボタンがある機種は大人には使いやすいですが、小さな子どもが誤って操作しにくいというメリットがあります。 前面にボタンがある機種は操作しやすいですが、子どもの手が届きやすいため、チャイルドロック機能が必須です。
温度調節機能で選ぶ|冷水・温水・常温水
温度調節機能の充実度も、使い勝手を左右する重要なポイントです。 基本的な冷水・温水機能に加えて、4段階の温度設定ができる機種もあります。
常温水が出せる機種は、薬を飲む時や、胃腸の調子が悪い時に便利です。 冷水だと体が冷えすぎてしまう、という方にも常温水機能は重宝します。
再加熱機能があれば、通常の温水よりも高温の熱湯が使えます。 カップラーメンを作る時や、紅茶をしっかり抽出したい時など、90度以上の熱湯が必要な場面で活躍します。
弱冷水機能を搭載した機種もあり、5度の冷水ではなく、12度から15度程度のやや冷たい水が出せます。 冷たすぎる水が苦手な方や、お子さんに飲ませる時に便利でしょう。
温度調節の精度も確認ポイントです。 赤ちゃんのミルク作りに使う場合、70度から80度の正確な温度が必要になります。 温度表示機能があれば、安心して使えます。
メンテナンス性で選ぶ|セルフ清掃の手間
長く快適に使い続けるためには、メンテナンスのしやすさも重要です。 給水タンクや水受け皿など、定期的に清掃が必要な部分の取り外しやすさを確認しましょう。
給水タンクは、3日に1回程度の洗浄が推奨されています。 タンクが簡単に取り外せて、スポンジが内部まで届きやすい構造になっているか、実物を見て確認することをおすすめします。
自動クリーニング機能を搭載した機種もあります。 サーバー内部に熱水を循環させて、タンク内を自動で殺菌する機能です。 この機能があれば、セルフメンテナンスの負担を大幅に軽減できます。
水受け皿も、毎日のように水滴がたまる場所です。 取り外しやすく、洗いやすい形状になっているかチェックしましょう。 食洗機対応の水受け皿なら、さらに清掃が楽になります。
メーカーによっては、定期メンテナンスサービスを提供しているケースもあります。 年に1回、専門スタッフが訪問して、サーバー内部まで徹底的に清掃してくれるサービスです。 有料オプションであることが多いですが、衛生面を重視する方には検討価値があります。
契約期間と解約金で選ぶ
最後に、契約条件もしっかり確認しておきましょう。 多くのメーカーでは、2年から3年の最低利用期間を設定しています。
この期間内に解約すると、10,000円から20,000円程度の違約金が発生します。 メーカーによっては、1年未満の解約で20,000円、1年以上2年未満で10,000円というように、段階的に違約金が設定されていることもあります。
長期的に使う自信がない方や、まずは試してみたい方は、契約期間の縛りがないプランや、お試し期間のあるメーカーを選ぶべきです。 1週間から2週間の無料お試しサービスを利用すれば、実際の使い勝手を確認してから正式契約できます。
途中解約のペナルティ以外にも、プラン変更や機種変更の条件を確認しておきましょう。 使ってみて別の機種に変更したくなった時、どのような条件で変更できるのか、追加費用はかかるのかなど、事前に把握しておくと安心です。
用途別おすすめの浄水型ウォーターサーバー
大家族向け|水の使用量が多い家庭
4人以上の大家族や、水の使用量が多い家庭には、水道直結型が最適です。 自動給水システムにより、どれだけ使っても補充の手間がかからず、常に新鮮な水が使える状態を維持できます。
月に100リットル、200リットルと大量に使う家庭では、浄水型の定額制メリットを最大限に享受できます。 飲料水だけでなく、料理や炊飯にもたっぷり使えて、家族全員が満足できるでしょう。
大容量タンクを搭載した機種を選べば、ピーク時の使用にも対応できます。 冷水タンク3リットル以上、温水タンク1.5リットル以上の機種なら、朝の忙しい時間帯でも水切れの心配がありません。
エコモード機能も重要です。 使用量が多い家庭では、24時間フル稼働による電気代が気になります。 エコモード搭載機種なら、使用頻度の少ない深夜帯に自動で加熱を停止して、電気代を月300円から500円程度に抑えられます。
床置きタイプの大型機種を選べば、安定感もあり、家族みんなが使いやすい高さに設定できます。
一人暮らし向け|コンパクトで低コスト
一人暮らしの方には、補充型の卓上タイプがおすすめです。 コンパクトで省スペース、初期費用も安く、気軽に導入できます。
月の使用量が24リットル以下なら、宅配型とのコスト差は小さいですが、それでも浄水型の方が若干お得です。 料理にも使いたい、お茶をよく飲むという方なら、すぐに月24リットルを超えるため、浄水型のメリットを感じられるでしょう。
卓上タイプなら、キッチンカウンターや棚の上に設置でき、床面積を圧迫しません。 ワンルームマンションでも邪魔にならず、インテリアにも馴染みやすいデザインが多くあります。
一人暮らしの場合、1日1回から2回の補充で済むため、それほど手間に感じないはずです。 朝と夜、水道水をやかんで汲んでタンクに注ぐだけで、一日中おいしい水が飲めます。
月額3,000円前後の低価格プランを選べば、ペットボトルを買うよりも安く、快適な水生活が送れます。
赤ちゃんのいる家庭向け|安全性重視
赤ちゃんのいる家庭では、水の安全性が最優先事項です。 PFAS除去対応フィルターを搭載した機種を選び、有害物質をしっかり除去しましょう。
温水機能は、ミルク作りに大活躍します。 70度以上のお湯がすぐに使えるため、夜中の授乳時でも素早くミルクを作れます。 冷水と混ぜて適温に調整すれば、赤ちゃんを待たせることもありません。
チャイルドロック機能は必須です。 温水レバーにロックがかかり、小さな子どもが誤って熱湯を出してやけどする事故を防げます。 ボタンを長押しするタイプや、二段階操作が必要なタイプなど、セキュリティレベルの高い機種を選びましょう。
自動クリーニング機能があれば、サーバー内部を常に清潔に保て、衛生面でも安心です。 赤ちゃんは免疫力が弱いため、水の衛生状態には特に注意を払う必要があります。
離乳食作りにも、浄水型の水は活躍します。 野菜を洗ったり、おかゆを炊いたり、だし汁を作ったりと、たっぷり使えるのが便利です。
料理に使いたい方向け|たっぷり使える
料理やお茶、コーヒーにたっぷり水を使いたい方には、水道直結型が断然おすすめです。 使用量を気にせず、野菜を洗う水、お米を研ぐ水、だし汁を作る水など、あらゆる用途に活用できます。
月に100リットル以上使う場合、宅配型では水代だけで16,000円以上かかりますが、浄水型なら3,500円程度で済みます。 年間で150,000円以上の差が生まれ、この節約分を食材費に回せば、より良い食生活が送れるでしょう。
料理に使う水の質は、料理の味を左右します。 残留塩素を除去した浄水を使えば、お米がふっくら炊ける、だしの風味が引き立つ、野菜の甘みが増すといった効果が期待できます。
温水機能を料理に活用すれば、時短にもつながります。 パスタを茹でる時、温水をやかんに入れて火にかければ、沸騰までの時間が短縮できます。 朝の味噌汁作りも、温水を使えばすぐにだしが取れて便利です。
料理好きな方、健康的な食生活を心がけている方には、浄水型ウォーターサーバーが強い味方になります。
オフィス向け|複数人で使用
オフィスや店舗など、複数人で使用する環境には、水道直結型の大容量機種が最適です。 社員が多いオフィスでは、1日に何十リットルも消費することがあり、補充型では対応しきれません。
定額制なので、何人で使っても料金は変わらず、水代を気にする必要がありません。 来客時にお茶を出す際も、遠慮なくたっぷり使えます。
オフィス向け機種には、業務用の大容量タンクを搭載したモデルがあります。 冷水タンク5リットル以上、温水タンク2リットル以上なら、朝のピーク時でも水切れの心配がありません。
省エネ性能も重要です。 24時間365日稼働するオフィスでは、電気代が馬鹿になりません。 エコモード機能や、タイマー機能を活用して、夜間や週末の消費電力を抑えましょう。
衛生管理の観点から、自動クリーニング機能やUV殺菌機能を搭載した機種がおすすめです。 不特定多数の人が使う環境では、サーバー内部を常に清潔に保つことが重要になります。
設置スペースに余裕があるなら、複数台設置も検討価値があります。 各フロアや各部署に1台ずつ設置すれば、社員の移動距離も短くなり、業務効率が向上します。
浄水型ウォーターサーバーに関するよくある質問
浄水型と天然水、どちらがおすすめ?
これは、何を優先するかによって答えが変わります。 それぞれの特徴を理解した上で、ご自身のニーズに合ったタイプを選びましょう。
浄水型がおすすめな人は以下の通りです。 コストパフォーマンスを重視する方、水の使用量が多い方、ボトル交換の手間を避けたい方、環境への配慮を大切にする方には、浄水型が向いています。 月24リットル以上使う家庭なら、浄水型の方が確実にお得です。
天然水(宅配型)がおすすめな人は以下の通りです。 水の味にこだわりたい方、自然由来のミネラル分を摂取したい方、災害時の備蓄水を確保したい方、使用量が少ない一人暮らしの方には、天然水が向いています。 月24リットル以下の使用量なら、コスト差も小さく、天然水を楽しめます。
両方の良いところ取りをしたい場合は、日常使いは浄水型、特別な時は市販の天然水を買う、という使い分けも賢い選択です。 来客時や記念日には天然水、普段の料理や飲料水には浄水型という使い方もできます。
無料お試しサービスを利用して、両方を実際に使い比べてみることをおすすめします。 頭で考えるよりも、実際に飲んでみた方が、自分の好みがはっきりとわかるはずです。
フィルター交換はどのくらいの頻度?
フィルター交換の頻度は、メーカーや機種によって異なりますが、一般的には半年から1年に1回が目安です。
使用量が多い家庭では、フィルターの劣化も早くなるため、半年に1回の交換が推奨されます。 逆に、一人暮らしで使用量が少ない場合は、1年に1回の交換で十分なケースもあります。
多くの機種では、交換時期をランプで知らせてくれる機能が搭載されています。 交換が近づくと、サーバー本体のランプが点滅したり、音で知らせたりするため、交換忘れを防げます。
フィルター代は、月額料金に含まれているケースが多いため、追加コストがかかることは少ないです。 交換用のカートリッジは、定期的に自宅に郵送されてくるため、自分で購入する手間もかかりません。
交換作業は、10分から20分程度で完了する簡単なものです。 差し込み式やねじ込み式のフィルターが多く、工具も不要で、初めての方でも問題なくできます。 取扱説明書や、メーカーの公式サイトに掲載されている動画マニュアルを見ながら作業すれば安心です。
フィルター交換を怠ると、浄水効果が低下し、水の味や安全性に影響を及ぼします。 目詰まりを起こしたフィルターでは、有害物質を十分に除去できなくなるため、交換時期は必ず守りましょう。
電気代はどのくらいかかる?
浄水型ウォーターサーバーの電気代は、月500円から1,000円程度が一般的です。 これは、冷水機能と温水機能を24時間稼働させた場合の目安となります。
エコモード機能を搭載した機種なら、電気代を月300円から500円程度に抑えられます。 エコモードでは、使用頻度の少ない深夜帯や外出時に、自動で加熱を停止したり、冷却温度を緩めたりして、消費電力を削減します。
電気代は、使用環境や季節によっても変動します。 夏場は冷水を多く使うため冷却機能がフル稼働し、冬場は温水を多く使うため加熱機能がフル稼働します。 室温が高い夏や低い冬は、電気代がやや高くなる傾向にあります。
宅配型ウォーターサーバーも、同程度の電気代がかかるため、電気代の面では両者に大きな差はありません。 むしろ、エコモード機能の充実度で比較した方が、実際の電気代節約につながります。
電気代を抑えるコツとしては、以下のような方法があります。 サーバーを直射日光の当たらない場所に設置する、背面に十分な放熱スペースを確保する、長期間使わない時はコンセントを抜く、といった工夫で、さらに電気代を節約できます。
出典: 資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ」URL: https://seihinjyoho.go.jp/frontguide/catTop
賃貸住宅でも設置できる?
補充型なら問題なく設置できます。 工事が不要で、コンセントに差し込むだけで使えるため、大家さんや管理会社の許可も必要ありません。
水道直結型は、許可が必要になるケースがあります。 水道管に分岐器具を取り付ける作業が、設備への改造とみなされる可能性があるためです。 契約書に「設備の改造禁止」という条項がある場合は、事前に大家さんや管理会社に相談しましょう。
多くの場合、簡易的な分岐器具の取り付けは許可されることが多いですが、念のため確認しておくと安心です。 退去時に原状回復が必要かどうかも、あわせて確認しておきましょう。
賃貸住宅では、引っ越しの可能性も考慮する必要があります。 補充型なら、引っ越し時に簡単に持っていけますが、水道直結型は取り外しと再設置に費用がかかります。 転勤が多い方や、数年以内に引っ越しを予定している方は、補充型の方が無難でしょう。
設置スペースも重要です。 賃貸住宅は、持ち家に比べてスペースが限られていることが多いため、卓上タイプやコンパクトな床置きタイプを選ぶと良いでしょう。
PFAS(有機フッ素化合物)は除去できる?
近年注目されているPFAS(有機フッ素化合物)ですが、対応フィルターを搭載した機種なら除去可能です。 すべての浄水型ウォーターサーバーがPFASを除去できるわけではないため、購入前に確認が必要です。
PFASは「永遠の化学物質」とも呼ばれ、環境中で分解されにくく、体内に蓄積しやすい性質を持っています。 発がん性や免疫機能への影響などが懸念されており、世界的に規制が進められています。
厚生労働省は2024年4月に水道水質基準を改正し、PFOS及びPFOAの暫定目標値を設定しました。 この基準値は非常に厳しく、水道水の安全性は高いレベルで管理されていますが、さらに安心を求める方は、PFAS除去対応フィルターを選ぶと良いでしょう。
活性炭フィルターと逆浸透膜(RO膜)を組み合わせた高性能フィルターなら、PFASを効果的に除去できます。 一部のメーカーでは、PFAS除去性能を謳った専用フィルターを開発しており、除去率90パーセント以上を実現しています。
小さなお子さんがいる家庭や、妊娠中の方がいる家庭では、PFAS対応フィルターを優先的に検討することをおすすめします。 メーカーの公式サイトやカタログで、PFAS除去性能について明記されているか確認しましょう。
出典: 厚生労働省「PFOS及びPFOAに係る水質管理目標設定項目の見直しについて」URL: https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_30046.html
まとめ
浄水型ウォーターサーバーは、定額制で水が使い放題というコストパフォーマンスの高さが最大の魅力です。 水道水を高性能フィルターでろ過するため、安全でおいしい水を、家族みんなでたっぷり使えます。
水道直結型と補充型という2つのタイプがあり、それぞれメリットとデメリットがあります。 補充作業を完全になくしたいなら水道直結型、工事不要で設置場所を自由に選びたいなら補充型を選びましょう。
宅配型との比較では、コストと利便性では浄水型が優れている一方、水の味や災害対策では宅配型に軍配が上がります。 月24リットル以上使うなら浄水型がお得ですが、使用量が少ない場合や、天然水の味を楽しみたい場合は宅配型も検討価値があります。
選び方のポイントは、フィルター性能、月額料金、サイズとデザイン、温度調節機能、メンテナンス性、契約期間の6つです。 特にフィルター性能は重要で、PFAS除去対応フィルターを搭載した機種を選べば、より安全な水を家族に提供できます。
用途別のおすすめとしては、大家族には水道直結型、一人暮らしには補充型の卓上タイプ、赤ちゃんのいる家庭にはチャイルドロック付き、料理好きには大容量タイプ、オフィスには業務用機種が適しています。
浄水型ウォーターサーバーは、日常的な使いやすさとコストパフォーマンスを重視する方に最適な選択肢です。 ご自身のライフスタイルや家族構成、優先順位を考えながら、最適な機種を選んでください。 無料お試しサービスを活用して、実際の使い勝手を確認してから契約することをおすすめします。
安全でおいしい水のある生活で、健康的で快適な毎日を送りましょう。
